ル・コルビュジエ ロンシャンの礼拝堂

森に囲まれた丘の上にポツンと置かれた一隻の巨大な船、、、ノートルダム・デュ・オー礼拝堂(ロンシャン礼拝堂)を初めて目にした時の印象はまさにそれ。ゆっくり散策するうちに次第にこの建築物の独創性が見えてきます。コンクリートと豊かな白い曲線の遍在、それはこの礼拝堂を他のどの宗教建築物にも類をみない訪れる者を驚かせる作品にしています。この革新的な宗教建築は、「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―」として他の16の作品と共にユネスコ世界遺産に登録されました。

 

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ブザンソン、ヴォーバン要塞群

17世紀にタイムスリップして、フランス国王ルイ14世に仕えた軍事建築家ヴォーバンに会いに行ってみませんか?今日、その普遍的価値が認められたブザンソンのシタデルは、フランス国内に160以上もの要塞を建築したヴォーバンの作品の中でも、最も美しい建造物の一つとされています。ヴォーバンが手掛けたフランス国内に残る他の11の要塞や城壁とともにユネスコ世界遺産に登録された、ヴォーバン防衛施設群の一つであるブザンソンのシタデルは、近代に改修された、今を生きる建造物です。歴史の本はとりあえず引き出しにしまって、この世界遺産を訪れてみましょう。巡視路から見渡す絶景を堪能するもよし、体験型マルチメディアスペクタクルで時間旅行するもよし、スマートフォンを使ったインタラクティブガイドで散策するもよし。ヴォーバンに扮したガイドによる城塞見学もオススメです!

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Citadelle de Besancon ©CRT Bourgogne Franche-Comte - Eric Chatelain

フォントネーのシトー会修道院

この世の中には、理由はわからないけれども荘厳さや静粛さを感じる場所というのが存在します。フォントネー修道院もまさにそうそういう地のひとつ。ただ他と違うところは、ここには、900年もの歴史が培った確固とした風格があります。戦争やフランス革命など時代の渦に飲み込まれたり、資金繰りに窮した修道士たちによる食堂の破壊などの波乱を乗り越え、修道院はユネスコ世界遺産への登録という栄誉を手に入れました。そして今なお存在し、訪れる人々を受け入れています。

 

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アル=ケ=スナンの王立製塩所

1775年から1779年にかけて建造されたアル=ケ=スナンの王立製塩所は、力強く、官能的な雰囲気が漂うその独特な外観で、初めて訪れる人々の目を惹きます。半円状に建ち並ぶ11の建物、完全な左右対称性、壁面の凹凸を生き生きと浮き彫りにする光、それら全てがこの建造物の魅力となり人々を魅了します。「感覚に働きかけ感動させる建造物を創る」というルドゥーの信念が大いに実現されている作品です。1982年に世界遺産に登録されたこの独創的な建造物は、元は塩を作るための工場。それは理想都市をそこに創り上げるというルドゥーの夢の支柱でもありました。製塩所の歴史を辿ることができる博物館や資料館もあり、また春夏期に催される園芸のフェスティバルなどのイベントは多くの人で賑わいます。。

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Saline-Royale d'Arc et Senans - UNESCO - ©Saline Royale-
Vézelay

ヴェズレーの教会と丘

ヴェズレーに着いたら、まず長い登り道が続く丘を登りましょう。1000年来ヨーロッパ各地からの巡礼者を受け入れ、映画「大進撃」(La Grande Vadrouille)の中で、ブールヴィルとルイ・ド・フュネスが駆けまわった石畳の坂道、それを登っていくと聖堂前にたどり着きます。教会を目にすると丘を登ってやってきた甲斐があったと思うでしょう。19世紀にヴィオレ・ル・デュックにより美しく修復された中世の芸術建造物であるこの大聖堂がユネスコの世界遺産に登録されているのも納得です。丘の頂上から見渡すモルヴァンの絶景はいうまでもありません。忘れられない思い出になることでしょう。

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サラン=レ=バンの大製塩所

海から遠く離れた地に位置するサラン=レ=バンですが、地下深くには豊富な塩水が流れています。そのおかげで「白い黄金」(塩)の開発と商業が1200年もの間この地で続きました。製塩所が閉鎖された後は、市有財産となり2009年にユネスコ世界遺産に登録されました。採塩そして製塩の技術を解説する地下の巨大な展示場や、フランスに残存する唯一の塩水を蒸留するための作業所の遺構は一見の価値ありです。

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Salins-les-Bains (Maxime COQUARD - Elisa DETREZ @Bestjobers CRT Bourgogne-Franche-Comté)

ラ・シャリテ=シュル=ロワールの教会そして小修道院

今日私たちがこれらの建造物を訪れることができるのは、フランス国王の計画を阻止しててくれたある一人の人物のおかげです。その人物の名は、プロスぺル・メリメ。当時パリとヌヴェールをつなぐ王道開発計画が持ち上がっており、教会は解体される予定でした。著名な作家メリメはこれに強く反対し、建造物は解体を免れ保護されることになりました。今日、教会はフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。近年修復工事がなされた小修道院には、「いろんな意味・かたちのことば」 « le mot sous toutes ses formes »をスローガンに、文化、教育、社会、観光を世界遺産にうまく織り交ぜた出会いと文化が触れ合う場所、la Cité du Mot 「言葉の街」開設されました

 

 

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ブルゴーニュのクリマ

ベルナール・ピヴォはブルゴーニュのクリマについて「ブルゴーニュでは、クリマについて話すとき、空を見ず地面を見る」と表現しています。では、ブルゴーニュの「クリマ」とはなんなのでしょうか?それは、天気(気候=クリマ)とは関係なく、数世紀をかけて画定され、それぞれが名前を持ったブドウ栽培の区画のことを意味します。隣り合う1247もの区画では、それぞれ独自のワインが育まれます。きれいなモザイクを成す葡萄畑が比類なき美しい景観を、そしてユニークな世界遺産を形成しています。コート・ド・ボーヌおよびコート・ド・ニュイそしてディジョンからボーヌの南部までのブドウ栽培をする町や村ぜひ散策してみてはいかがでしょうか。ブドウ栽培の国際的モデルであること、それがクリマの価値なのです。

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シャランとクレルヴォーの先史時代杭上住居跡群

農業に適した気候、狩猟に向いた動物が多く生存し建材向きの木々が豊かに茂る森、魚が多く生息する湖。そこに、私たち先祖が定住するための全ての環境条件が揃っていたということは明白です。現に、この二つの湖の湖畔には古代の人々が杭上住居群を築いた跡が発見されています。紀元前5000年頃から前500年頃まで使われていたこれらの住居群では、他の地では風化して無くなってしまったであろう装飾品、布類、柱、丸太舟などの数多の用具一式から植物の種子や果実のくずに至るまで見つかっています。ここシャランとクレルヴォーを含むアルプス山脈周辺にある111の先史時代杭上住居跡群では、長い間水没していたことが物の劣化を防いだとされており、それらは先史時代のこの地域の漁師や農民の生活を知ることができる、考古学上、宝の山と言えるでしょう。ユネスコ世界遺産登録も当然です。

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